
工場や建設現場で3.7kw電動機を設置する際、「電源ケーブルって何を選べばいいんだろう?」って悩むことありますよね!
太さが足りなくて電圧降下が大きくなったり、逆に太すぎてコストがかさんだり…そんな失敗は避けたいところです。
実は、3.7kw電動機の電源ケーブル選びには、電圧や配線距離、使用環境に応じた明確な基準があるんですよ。
この記事では、CVケーブルやキャブタイヤケーブルの適切な太さ、全負荷電流の計算方法、電圧降下を考慮した選定ポイントまで、実務に役立つ情報をわかやすく解説していきますね!
記事を読み終える頃には、自信を持って最適なケーブルを選べるようになっているはずです!
3.7kw電動機に必要な電源ケーブルの結論

3.7kw電動機の電源ケーブルは、基本的に2.0mm²以上のCVケーブルまたはキャブタイヤケーブルを選ぶのが正解です!
200V三相電源の場合、全負荷電流は約8.7A〜15A程度(モーター仕様により異なる)になり、最も一般的な技術資料では約15A前後として扱われることが多いんですよ。
ただし、これはあくまで基本で、配線距離が長い場合は電圧降下を考慮してケーブルサイズを上げる必要がありますね!
短距離(15m未満)なら2.0mm²で問題ありませんが、30mを超える配線では3.5mm²、75mを超えると5.5mm²、100m超では8mm²へのサイズアップが推奨されています。
また、遮断器容量は30A程度が標準で、接地線も最低2.0mm²以上を確保することが安全基準として求められているんです。
なぜこのケーブルサイズが必要なのか?

全負荷電流から見る必要性
3.7kw電動機は5馬力(HP)に相当する産業用モーターで、三相誘導電動機として広く使われているんですよね。
200V三相電源で運転する場合、全負荷電流は約8.7A〜15A程度とされており、メーカーの技術資料や配線早見表では約15Aを基準としたケーブル選定が多く見られるんです。
この電流値が、ケーブル選定の最も重要な基準になるんですよ!
電線には「許容電流」という、安全に流せる最大電流の値が決まっています。
2.0mm²のCVケーブル3心の許容電流は約23A程度なので、15Aの全負荷電流に対して十分な余裕があるというわけですね。
一方、400V三相電源では全負荷電流がさらに下がるため、より細いケーブルでも理論上は可能なんです。
でも実際には、機械的強度や将来の拡張性を考えて、最低でも2.0mm²を選ぶのが一般的なんですよ!
設計電流と安全率を考慮した選定
実務では、カタログ値をそのまま使うのではなく、設計電流として「最大運転電流×安全率(1.2〜1.3)」で余裕を見るのが基本なんです。
例えば、全負荷電流が10Aなら設計電流は12〜13A程度とし、これに見合う許容電流のケーブル断面積を選定するんですね。
許容電流を超えると過熱・焼損の危険があり、電動機が正常に動作しなくなることもあるため、この2〜3割の余裕が安全を守る重要なポイントなんですよ!
電圧降下が重要な理由
ケーブル選びで見落としがちなのが「電圧降下」なんです。
これ、すごく重要なポイントなんですよ!
電線には抵抗があるため、長い距離を電流が流れると、途中で電圧が下がってしまうんですね。
電圧降下が大きすぎると、電動機が正常に動作しなくなったり、効率が低下したりするんです。
一般的に、電圧降下は電源電圧の2〜6%以内に抑えることが推奨されています。
200V電源なら4〜12V以内、400V電源なら8〜24V以内というわけですね。
配線距離が長くなると電圧降下も大きくなるので、距離に応じてケーブルを太くする必要があるんですよ!
例えば、200V三相で2.0mm²のCVケーブルを使う場合、最大配線距離は約15m程度とされています。
30m以上になると3.5mm²、75mでは5.5mm²、100m超では8mm²にサイズアップすることで、電圧降下を許容範囲内に収められるんです。
使用環境による選定の違い
実は、ケーブルの種類選びも使用環境によって変わってくるんですよ。
固定配線で屋内や地中に埋設する場合は、CVケーブル(架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル)が一般的です。
これは耐熱性・耐水性に優れていて、長期的な使用に適しているんですね。
一方、建設現場や工場内で移動が多い機械に使う場合は、キャブタイヤケーブル(CTケーブル)が選ばれます。
キャブタイヤケーブルは柔軟性が高くて、繰り返しの曲げに強いという特長があるんですよ!
ただし、キャブタイヤケーブルは電圧降下がCVケーブルより大きくなりやすいため、同じ距離でもワンサイズ太めを選ぶことが推奨されているんです。
配線長に応じた実務的な選定目安
現場で使える実務的な目安として、配線距離に応じた選定基準が確立されているんです。
- 〜30m:定格電流から決めたスケア(2.0mm²など)でOK
- 30〜60m:必要に応じて1ランク上を検討(3.5mm²など)
- 60m超:原則として1ランク太くする方向で検討(5.5mm²以上)
この目安を使えば、電圧降下計算をしなくても、ある程度安全な選定ができるんですよ!
もちろん、より正確な選定が必要な場合は、電圧降下計算式(Vd=KIL×R)を使って検証することも大切ですね。
具体的なケーブル選定例

例1:短距離固定配線(15m未満・200V)
工場内で制御盤から15m未満の場所に3.7kw電動機を設置するケースを見てみましょう!
この場合、200V三相電源で全負荷電流は約15A程度ですね。
配線距離が15m未満と短いので、CVケーブル2.0mm²×4芯(3相+接地線)が最適です。
遮断器は30A程度のものを選び、B種ヒューズまたはノーヒューズブレーカーを使用します。
この組み合わせなら、電圧降下は許容範囲内に収まり、安全マージンも十分に確保できるんですよ!
三菱電機の空調機器向け仕様でも、同様の条件で2.0mm²が標準とされているんです。
例2:中距離配線(30〜75m・200V)
制御盤から50m程度離れた場所に3.7kw電動機を設置する場合はどうでしょうか?
この距離になると、2.0mm²では電圧降下が大きくなりすぎる可能性があるんです。
技術資料では、25〜50m程度の配線には3.5mm²のケーブルを選定するのが推奨されているんですよ。
CVケーブル3.5mm²×4芯を使うことで、電圧降下を2〜6%の許容範囲内に抑えることができます。
遮断器は同じく30A程度で、接地線も3.5mm²を使用すると安全性が高まりますね。
例3:長距離配線(75〜150m・200V)
建設現場で制御盤から100m離れた場所にポンプ用電動機を設置する場合を考えてみましょう!
この距離になると、さらに太いケーブルが必要になるんです。
75m前後では5.5mm²、100m前後では8mm²、125〜150mでは14mm²といったサイズアップが推奨されています。
例えば100mの配線なら、キャブタイヤケーブル8mm²×4芯を選ぶことで、電圧降下を許容範囲内に抑えられますよ。
長距離配線では、メーカーが提供している電圧降下計算ツールを使って、距離と電流から最適なケーブルサイズを算出するのがおすすめです!
例4:高電圧環境(400V三相)
400V三相電源を使用する場合は、全負荷電流が200Vの場合の約半分になるんですよね。
そのため、より細いケーブルでも対応可能になるんです。
理論上は0.75mm²でも許容電流的には問題ないのですが、機械的強度や安全マージンを考慮して2.0mm²以上を選ぶのが一般的です。
400V環境では、2.0mm²で60m程度まで配線可能とされており、200Vと比べて約4倍の距離まで同じケーブルサイズで対応できるんですよ。
それ以上の長距離配線では、3.5mm²や5.5mm²へのサイズアップが推奨されます。
接地線については、400V環境でも最低0.75mm²以上が必要ですが、実務では電源線と同じ2.0mm²を使うことが多いんです。
例5:インバータ駆動の場合
最近では、インバータを経由して電動機を駆動するケースも増えていますよね!
インバータ駆動の場合、高調波の影響やスイッチング損失を考慮する必要があるんです。
2026年現在、低損失タイプのインバータ対応ケーブルが普及してきているんですよ。
インバータ出力側のケーブルは、盤内温度が高くなることを考慮して、許容電流に余裕を持たせることが重要なんです。
通常の直入始動より、ワンサイズ太めのケーブルを選ぶことも検討してみてくださいね。
ケーブル選定時の注意点とチェックリスト

遮断器容量の確認
ケーブルを選んだら、必ず遮断器容量も確認しましょう!
3.7kw電動機の場合、30A程度の遮断器が標準ですが、じか入始動の場合は始動電流が定格の5〜7倍になるため、容量を大きめにする必要があることもあるんです。
インバータ始動やスターデルタ始動を使う場合は、始動電流が抑えられるので標準容量で問題ありませんよ。
接地線の重要性
安全面で絶対に忘れてはいけないのが接地線ですね!
200V電源では最小2.0mm²、400V電源でも最低0.75mm²以上の接地線が必要です。
接地線を省略したり細すぎるものを使うと、感電事故や機器故障のリスクが高まりますので、必ず適切なサイズを選んでくださいね!
環境条件の確認
屋外使用か屋内使用か、高温環境か常温環境かによって、ケーブルの選定も変わってきます。
屋外や湿気の多い環境では、耐水性の高いCVケーブルやキャブタイヤケーブルを選びましょう。
周囲温度が40℃を超える環境では、許容電流が低下するため、ワンサイズ太いケーブルの検討が必要なんですよ。
束ね配線時の許容電流補正
複数のケーブルを束ねて配線する場合は、許容電流を補正する必要があるんです。
内線規程では、ケーブルの束ね数が多い場合、許容電流に0.7などの係数を掛けて見直すことが推奨されているんですよ。
例えば、2.0mm²のケーブルの許容電流が23Aでも、束ねて配線する場合は約16A程度まで下がる可能性があります。
束ね配線では、安全を見て1ランク太いケーブルを選ぶことも検討してくださいね!
まとめ
3.7kw電動機の電源ケーブル選びは、全負荷電流・配線距離・電圧降下の3つのポイントを押さえれば、適切な選定ができるんです!
基本は2.0mm²以上のCVケーブルまたはキャブタイヤケーブルで、短距離(15m未満)ならこのサイズで十分ですよ。
でも、30mを超える配線では3.5mm²、75m以上では5.5mm²、100m超では8mm²へのサイズアップが必要になるんですよね。
200V三相では全負荷電流約15A、400V三相ではその約半分という基準値を覚えておくと、計算がスムーズになります。
遮断器は30A程度、接地線も最低2.0mm²以上を確保して、安全性を確保してくださいね!
ケーブル選定って最初は難しく感じるかもしれませんが、この記事で紹介した基準とポイントを押さえれば、自信を持って最適なケーブルを選べるようになりますよ!
三菱電機やハタヤなどのメーカーサイトには、電圧降下計算ツールや詳細な規格表が公開されているので、ぜひ活用してみてください。
設備の安全性と効率性は、適切なケーブル選定から始まるんです。
この記事を参考に、あなたの現場に最適な電源ケーブルを選んで、安心・安全な設備を作り上げてくださいね!