
「自家発電設備の点検票、どうやって書けばいいんだろう…」と悩んでいる方、いませんか?
実は、消防法に基づく非常電源(自家発電設備)の点検票は、書くべき項目や記入ルールがしっかり決まっているので、ポイントを押さえれば迷わず記入できるようになるんですよ!
この記事では、消防庁や東京消防庁などの公式様式をもとに、点検票の各欄の書き方・記入例を実務目線でわかりやすく解説します。
「設備名はどう書く?」「備考欄には何を書けばいい?」「不良があった場合はどう記載する?」といった疑問にも、ひとつひとつお答えしますよ!
読み終えるころには、点検票の記入に自信が持てるようになっているはずです。ぜひ最後までお付き合いください!
非常電源(自家発電設備)点検票は「様式に沿って各項目を正確に記入する」のが正解!

結論からお伝えすると、非常電源(自家発電設備)の点検票は、消防庁の定める法定様式(別記様式第24など)に基づいて、各点検項目の結果・測定値・判定を正確に記入するのが基本です。
記入の自由度は低く、「とりあえず〇をつけておけばいい」というものではありません。
設備名・点検種別・測定値・判定結果・備考欄のすべてを、消防法の基準に照らして丁寧に記録することが求められているんですよ。
近年では、予防保全や整備履歴の記録の重要性も高まっており、点検票と交換・整備履歴表を併用する運用が広がっています。
点検票は「記録のための書類」であると同時に、設備の状態を把握するための大切なドキュメントなんですね!
なぜ点検票の書き方にルールがあるの?その理由を解説!

消防法で定められた「法定点検」だから
非常電源(自家発電設備)は、火災などの非常時にスプリンクラーや非常灯などの消防用設備へ電力を供給する、命に直結する重要設備です。
だからこそ、消防法では定期的な点検と記録の提出が義務付けられているんですよ。
消防庁の「別表第24 非常電源(自家発電設備)の点検の基準」に基づき、以下のような幅広い項目を確認しなければなりません。
- 周囲の状況
- 表示・ラベルの確認
- 原動機・発電機の状態
- 始動装置の確認
- 燃料系統・冷却系統・潤滑系統
- 制御装置
- 絶縁抵抗・接地抵抗の測定
これらすべてを正確に記録することで、「いつ・どこを・どんな状態で点検したか」が明確になり、万が一のトラブル時にも迅速な対応が可能になるんですね!
様式が決まっているからこそ「書き方」が重要
点検票は、消防庁や東京消防庁などの自治体が公開している公式様式を使用します。
様式には記入すべき欄がすでに用意されていますが、何をどう書くかを間違えると、点検の記録として認められない場合もあります。
特に2018年の様式改正以降は、備考欄への「負荷運転の最終実施年月」の記載が明示されるなど、記入ルールがより細かくなっていますよ。
最新様式に対応した書き方を把握しておくことが、実務では非常に大切なんです!
測定値や判定結果は「数字」で残すことが信頼性につながる
点検票は「記録書類」ですから、曖昧な表現は避けるべきです。
絶縁抵抗・接地抵抗・電圧・燃料残量などは、実際に測定した数値をそのまま転記するのが基本。
「異常なし」「良好」と書くだけでは不十分で、数値での根拠があって初めて点検の信頼性が担保されます。
これが、点検票の記入に「ルール」がある一番の理由ですね!
点検票の記入例を項目別に解説!これで迷わない

①設備名の書き方
点検票の表題右側には、点検対象となる自家発電設備の名称を記入します。
たとえば「自家発電設備1号機」「非常用発電機(ディーゼル式)」などのように、管理上の名称を明確に書きましょう。
複数の設備がある場合は、それぞれ別の点検票を作成するか、設備ごとに区別できるよう整理して記載するのがポイントですよ!
記入例
- 設備名:非常用自家発電設備 1号機(ディーゼル式・300kVA)
- 設置場所:地下1階 発電機室
- 点検年月日:令和〇年〇月〇日
②点検種別の記入
点検種別は「機器点検」または「総合点検」のどちらかを記入します。
機器点検は6ヶ月に1回、総合点検は1年に1回が基本的なサイクルですね。
様式の所定欄に点検年月日とあわせて記入します。
どちらの点検かによって確認項目や記入内容が変わることもあるので、点検種別は最初に明確にしておくことが重要ですよ!
記入例
- 点検種別:総合点検
- 点検実施日:令和〇年〇月〇日
- 点検実施者:〇〇〇〇(自家発電設備専門技術者 第〇〇〇号)
③点検結果・判定欄の書き方
各点検項目ごとに、「良」「否」などの判定マークを記入します。
様式によっては「適」「不適」「-(該当なし)」などを使う場合もありますよ。
判定のポイントは、「なぜ良なのか・なぜ否なのか」が測定値や観察結果から追えるようにすること。
判定だけ書いて根拠がない状態は避けましょう!
記入例(絶縁抵抗の場合)
- 点検項目:絶縁抵抗
- 測定値:R相-大地間 5.0MΩ、S相-大地間 4.8MΩ、T相-大地間 5.2MΩ
- 判定:良
- 備考:基準値(1MΩ以上)を満たしている
④備考欄の活用方法
備考欄は、点検票の中でもとくに「使い方がわかりにくい」と言われる欄ですね。
実は、備考欄には以下のような内容を記載するのが実務での正解です!
- 負荷運転の最終実施年月(2018年改正で明示化)
- 電気主任技術者や自家発電設備専門技術者の氏名・資格番号
- 点検内容の補足説明(例:「前回点検時から燃料残量に変化なし」など)
- 交換・整備の実施履歴(例:「冷却水交換:令和〇年〇月実施」)
記入例
- 備考:負荷運転 最終実施年月:令和〇年〇月
- 担当技術者:〇〇太郎(自家発電設備専門技術者 第〇〇〇号)
- 補足:冷却水の色・量に異常なし。前回点検時との比較で変化なし。
⑤不良があった場合の記入方法
不良が発見された場合は、判定欄に「否」を記入するだけではNGです。
備考欄や措置内容欄に「どの設備の・どの部位に・何の不良があったか」を具体的に記載することが必要ですよ!
記入例(燃料系統に不良があった場合)
- 点検項目:燃料系統(漏れの有無)
- 判定:否
- 不良内容:燃料配管接続部に微小な燃料漏れを確認
- 措置内容:接続部のパッキン交換を実施。令和〇年〇月〇日に補修完了。再点検により漏れなしを確認。
このように「不良の内容」と「対処した結果」をセットで書くことで、記録としての完成度がぐっと高まりますね!
⑥関連書類との連携で記録の質をアップ!
近年の傾向として、点検票だけでなく交換・整備履歴表や消防用設備等点検結果報告書とセットで管理する運用が広がっています。
点検票単体では、過去の整備履歴や部品交換の記録まで追いかけるのが難しいケースもあります。
履歴表を別途作成・保管しておくことで、設備の状態を時系列で把握でき、予防保全にも役立てることができるんですよ!
- 点検票:法定点検の結果記録
- 交換・整備履歴表:部品交換・オイル交換・冷却水交換などの履歴
- 消防用設備等点検結果報告書:消防機関への提出書類
この3点セットで管理することが、今の実務では「スタンダード」になりつつありますよ!
まとめ:点検票は「正確さ」と「具体性」が命!
非常電源(自家発電設備)の点検票記入について、ここまで詳しく解説してきましたが、いかがでしたか?
最後に、今回のポイントを整理しておきましょう!
- 設備名は管理上の名称を明確に記入する
- 点検種別(機器点検・総合点検)と実施日を正確に記入する
- 測定値は実際に測った数値をそのまま転記する
- 判定欄には「良/否」を明記し、根拠とセットで記録する
- 備考欄には負荷運転の最終実施年月・担当技術者の情報などを記載する
- 不良時は「部位・不良内容・措置結果」を具体的に書く
- 交換・整備履歴表と併用して記録の完成度を高める
非常電源の点検票は、万が一の火災時に人命を守るための設備が「ちゃんと動く」ことを証明する大切な書類です。
「形式を満たせばOK」ではなく、「実態を正確に記録する」意識が、何よりも大切なんですよ!
消防庁や東京消防庁の公式様式は最新のものを使用し、様式改正があった際にはすぐに対応することも忘れずに。
記入に不安がある場合は、自家発電設備専門技術者や電気主任技術者など、有資格者への相談も積極的に活用してくださいね!
さあ、この記事を参考に、自信を持って点検票を記入してみましょう!
「難しそう…」と感じていた方も、ポイントさえ掴めば意外とスムーズに書けるようになるはずです。
設備を守ることは、そこで働く人や利用者の命を守ることにつながっています。
ぜひ丁寧に、正確な記録を残してあげてくださいね!