
「このポータブル電源、実際に何時間使えるんだろう?」と思ったことはないでしょうか?
キャンプや車中泊、あるいは停電対策として購入を検討しているとき、「持ち時間がわからなくて選べない」という悩みはとても多いですよね。
実は、ポータブル電源の持ち時間は、シンプルな計算式でかなり正確に見積もることができるんですよ!
この記事では、計算式の基本から、家電別の使用時間目安、さらに「計算通りにいかない」ときの注意点まで、わかりやすくまとめました。
この記事を読み終わるころには、自分が使いたい家電をポータブル電源で何時間動かせるか、すぐに計算できるようになっているはずです!
ポータブル電源の持ち時間は「容量Wh×0.8÷消費電力W」で計算できる!

ズバリ結論からお伝えします!
ポータブル電源の持ち時間を計算する基本式は、こちらです。
使用時間(時間)= 容量(Wh)× 0.8 ÷ 消費電力(W)
Jackery・EcoFlow・Ankerなど、複数のメーカー公式ブログでもこの式が紹介されており、信頼性の高い計算方法として広く知られています。
この式さえ覚えておけば、あとは数字を当てはめるだけですよ!
なぜこの計算式で持ち時間がわかるの?

「なんで0.8を掛けるの?」「WhってどこでわかるのP」など、疑問が出てきた方もいますよね。
ここでは、計算式の仕組みをしっかり解説していきます!
「Wh(ワットアワー)」が容量の単位
ポータブル電源の容量は、Wh(ワットアワー)という単位で表されます。
これは「何ワットの電力を何時間供給できるか」を示した数字です。
たとえば、容量1000Whのポータブル電源なら、「1000ワットの電力を1時間」あるいは「100ワットの電力を10時間」供給できる計算になります。
カタログやパッケージにWh表記があるので、まずそこを確認してみてくださいね。
mAh表記しかない場合はWhに換算しよう
商品によっては、容量がmAh(ミリアンペアアワー)で表記されていることもあります。
その場合は、以下の式でWhに換算できます。
Wh = mAh ÷ 1000 × 電圧(V)
電圧はポータブル電源の場合、多くが3.6V〜3.7Vですが、製品スペックを必ず確認しましょう!
「×0.8」は変換ロスを考慮した現実的な補正
ポータブル電源は、バッテリーに蓄えた電力をそのまま100%使えるわけではありません。
インバーター(直流→交流変換)や内部回路でのエネルギーロスが発生するんですよ。
このロスを考慮して、実効容量を「表示容量の80%」として計算するのが一般的な方法です。
つまり「×0.8」は、現実に即した安全マージンを見込んだ補正値ということですね!
消費電力(W)は家電の仕様書やラベルで確認
計算のもう一方の数字、消費電力(W)は、家電本体の底面や背面のラベル、または取扱説明書に記載されています。
「〜W」や「消費電力:〜W」と書かれているので、チェックしてみてください。
複数の家電を同時に使う場合は合計Wで計算
「スマホを充電しながら扇風機も使いたい!」という場合は、それぞれの消費電力を合計した数字(W)で割ります。
たとえばスマホが15W・扇風機が35Wなら、合計50Wで計算する、ということですよ!
家電別の使用時間目安【具体例で確認しよう!】

計算式がわかったところで、実際に計算してみましょう!
ここでは、よく使われる家電を例に、使用時間の目安を紹介します。
今回は人気容量の1000Whのポータブル電源を使って計算してみますね。
具体例①:スマホの充電(消費電力:約15W)
スマホの充電消費電力は機種によって異なりますが、一般的に15W前後です。
計算してみると…
1000Wh × 0.8 ÷ 15W = 約53時間分
なんと、約53時間分!
スマホのバッテリー容量が約15Wh(4000mAh・3.7V換算)とすると、50回以上充電できる計算になりますよね。
これは頼もしいですね!
具体例②:ノートパソコン(消費電力:約45W)
テレワークやキャンプでパソコンを使いたい方も多いですよね。
45Wのノートパソコンで計算すると…
1000Wh × 0.8 ÷ 45W = 約17.7時間
約17時間以上使える計算です!
丸一日以上使えるので、長時間のキャンプや停電時にもかなり心強いですよね。
具体例③:電子レンジ(消費電力:約700W〜1000W)
電子レンジは消費電力が一気に大きくなります。
700Wの電子レンジで計算すると…
1000Wh × 0.8 ÷ 700W = 約1.1時間
約1時間ちょっとしか使えません!
電子レンジやドライヤーなど消費電力が大きい家電は、ポータブル電源の消耗が激しいので注意が必要ですよ。
「温め1〜2分ならOK!でも常時使用には向かない」というイメージで捉えると良いですね。
具体例④:冷蔵庫(消費電力:約35〜60W)
キャンプ用ポータブル冷蔵庫(消費電力:約40W)で計算すると…
1000Wh × 0.8 ÷ 40W = 約20時間
ただし!冷蔵庫は間欠運転(コンプレッサーのON/OFFを繰り返す)をする家電なので、実際には計算値より長く使えることが多いです。
冷蔵庫の消費電力は「平均値」で考えると、より現実的な目安になりますよ!
具体例⑤:LED電球・ランタン(消費電力:約8〜10W)
キャンプや停電時に欠かせないランタン(約10W)で計算すると…
1000Wh × 0.8 ÷ 10W = 約80時間
なんと80時間!
3日以上連続で使える計算です。
照明は消費電力が小さいので、ポータブル電源との相性が抜群ですね!
計算通りにいかないときの注意点
「計算したのに実際は思ったより短かった…」という経験をする方もいますよね。
実は、持ち時間が計算値と異なることには、いくつかの理由があるんですよ。
①気温・環境によってバッテリー効率が変わる
ポータブル電源は、寒い環境だとバッテリーの効率が落ちることがあります。
真冬のキャンプで「あれ、いつもより短い?」と感じる方は、気温の影響を受けている可能性がありますよ。
②家電の消費電力は「最大値」で表記されることがある
カタログに書かれている消費電力は、最大出力時の数値のことが多いです。
実際には、設定や状態によって消費電力は変動します。
「計算より長く使えた!」というパターンもあるので、あくまで目安として考えてくださいね。
③間欠運転する家電は単純計算とズレやすい
先ほどの冷蔵庫の例でも触れましたが、コンプレッサーを使う機器はONとOFFを繰り返す間欠運転をします。
エアコンも同様です。
これらの家電は「平均消費電力」を基準にすると、より正確な目安が出やすいですよ。
④バッテリーの劣化も影響する
長く使ったポータブル電源は、バッテリーが劣化して実効容量が下がることがあります。
「新品のころの計算値」と「使い込んだ後の実際」は異なる場合があることも覚えておきましょう!
まとめ:ポータブル電源の持ち時間は計算式で事前にチェックしよう!
この記事で解説したポイントをまとめます!
- 基本計算式:使用時間(h)= 容量(Wh)× 0.8 ÷ 消費電力(W)
- 容量の単位はWh(ワットアワー)で確認する。mAhしかない場合はWhに換算する。
- 複数の家電を同時に使う場合は、消費電力を合計したWで計算する。
- 電子レンジなど消費電力が大きい家電は使用時間が短くなるので注意。
- 冷蔵庫など間欠運転する家電は、平均消費電力で計算するとより現実的。
- 計算値は目安。気温・劣化・運転モードなどで変動することを念頭に。
この計算式、一度覚えてしまえば本当に便利ですよね!
「キャンプでスマホを何回充電できるか」「停電時に冷蔵庫を何時間動かせるか」など、シーン別に計算しておくと安心して備えられます。
ポータブル電源は、正しく使用時間を把握しておくことで、本当に必要な場面で力を発揮してくれる頼もしいアイテムです。
ぜひ今すぐ、自分が使いたい家電の消費電力を調べて、計算してみてくださいね!
「計算してみたら思っていたより使えることがわかった!」なんてことも多いですよ。
まずは一歩、計算式を試してみることが、あなたにぴったりのポータブル電源を選ぶ最初のステップですよ!